製紙工場の廃水処理施設を担当しているものです。実は前任の方が定年退職されたので、私が引き継ぎましたが、正直何をどの様に管理して良いのかサッパリ解りません。処理水がいつも白濁していて、恐らく廃水処理システム上のどこかに問題を抱えているのだと思い社内を色々探していますが、運用マニュアルも作成されていないようです。しかも、私も生産工場の操業の合間に廃水処理の運用管理をするよう会社から命令されているので、廃水処理施設の方に十分な時間が掛けられません。どうしたら良いですか。
仕事柄、御社のようなケースを頻繁に見聞き致します。
こうした問題は全国各地で“構造的”に発生しているようです。
現在の廃水処理システムを新規導入された当時(恐らく30程度年前)は、導入設置業者さんも頻繁に運用指導にこられていた筈です。
ひょっとしたら何らかのマニュアルも当時は存在していたのかもしれません。
ただ、こう言っては失礼ですが、廃水処理施設の運用は一度コツを覚えてしまえばそれほど難しいものでもないので、前任の方のノウハウとして社内に蓄積されていったのだと推察致します。
さて、運用を開始するための手順は次のようになります。
①廃水処理フローの作成
②それぞれの処理工程で実際にどのような処理が行われているか学習する
③各処理工程毎に水質分析を行い(毎週2回×4週)一覧表を作成する
④問題発生個所を特定する
⑤問題の解決。
こうした一連のデータが全てマニュアル作成の参考資料となって活きてきます。
(石井)
レスQ太郎
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