基礎知識に関するQ&A

脱水ケーキ

脱水ケーキとは?

脱水ケーキとは工場の生産工程などで発生した汚泥を脱水した後に残る固形の物質です。

一般に排出されたばかりの汚泥は含水率が高く、そのままでは運搬するにも焼却するにも不便です。さらにそれが有機汚泥だった場合には、腐敗して周りに異臭を放つこともあります。しかし脱水ケーキにすれば、そうした問題は一挙に解決されます。

脱水ケーキにはもうひとつ利点があります。それは資源として再利用できることです。とくにそれが有機汚泥の場合には、堆肥や飼料、燃料源として再活用できる可能性が高くなります。

一般に有機汚泥は脱水しにくい性状をしていますが、いったん脱水させることができれば乾燥させ飼料にしたり、発酵させて堆肥にしたりすることはそれほど難しくありません。また乾燥度を上げればペレットなどの燃料材として再利用することも可能になります。

このように汚泥には新たな商品として再活用できる可能性が秘められています。今まで処分費用がかかるたんなる「ゴミ」でしかなかった汚泥が収益を生む新たな収益源になりうるということです。

もちろん、すべての汚泥が収益源になるというわけではありませんが、少なくとも処分費用が不要になった分だけ収益に貢献することは間違いないでしょう。

ちなみに2015年の改正下水道法では、汚泥を肥料や燃料などとして再生利用することが謳われ、翌年2016年にはそれらの農業、エネルギー分野での利用率を2020年までに40%とする目標が掲げられました。汚泥の再利用・再資源化は今後も目を離せない重要なトピックのひとつになりそうです。

水処理でお困りではありませんか?