水中の有機物による汚れの度合いを示す指標の一つです。水中の有機物を酸化剤(過マンガン酸カリウムや重クロム酸カリウム)によって化学的に酸化する時に必要な酸素量で表します。単位は、「mg/L」。
ただし厳密に言えば検査に使用した酸化剤の量を換算した数字であって、酸素の量ではありません。
また、水中に存在する被酸化物が有機物のみとは限らず、その意味では完全に有機物の指標を表しているとも言い切れません。
現在、代わりとなる便利な指標がない為に便宜上使われている、水中の汚染度を理解する為の一つの“概念”と理解してください。
間違っていけないのは、CODが何か水中に存在するある特定の物質の濃度を示す指標ではない、という事です。
一般的にCODが1000mg/L以上ある“水”は汚染濃度が非常に高いと言われています。
焼酎のCODは数十万mg/L。では焼酎は“汚染”されている?
(石井)