日本には「環境省」が定める“一律排水基準”があります(https://www.env.go.jp/water/impure/haisui.html)。
また、それとは別に、各都道府県の判断により更に基準を強化した“上乗せ排水基準”があります。
“一律排水基準”では、一日の平均排水量が50㎥以上の事業所に対して基準が適用されるのに対して、“上乗せ排水基準”では、それ以下の事業所に対しても順守を迫るものもありますから注意が必要です。
更に東京湾や伊勢湾、瀬戸内海に面した地域には、“総量規制基準”なる基準も設けられています。
仮にこうした基準値を無視して、廃水を放流し続けるとどうなるでしょう。
日本にはそうした事業所に対して、罰則を規定しています。“6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金”や、事業所に対して、“改善命令”、“業務一時中止命令”を発する事もありますから、廃水を放流しなければならない事業所は、先ず専門家に相談する事をお勧めいたします。
(石井)